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「首」が原因で起こる様々な病気

ここでは頸椎椎間板ヘルニアと併発しやすい頸椎や椎間板が原因で起こる病気について解説しています。

頸椎椎間板ヘルニア以外の頚椎が関係する病気

頸椎椎間板ヘルニアは脊髄が関わる代表的な病気ですが、その他にも症状は似ているけれども違う病気だったり、ヘルニアから進行するなど様々あります。そこで「首」が原因で起こりよく知られる病気をピックアップしました。

肩関節周囲炎(五十肩)とは

首が原因で起こる病気の中に「肩関節周囲炎」と呼ばれるものがあります。「五十肩」という呼び名を聞いたことはあるのではないでしょうか?五十歳になってから発症するのではなく、五十歳に満たない年齢でも発症のリスクはあります。肩関節周囲炎の症状や検査方法、治療・予防方法について大まかにまとめましたので見てみましょう。

肩関節周囲炎の症状

肩関節周囲炎になると、肩を動かすときに痛みを感じるようになります。肩関節に炎症があると起こる症状で、肩関節を動かす役割を担っている「肩峰下滑液包」などの癒着が原因です。症状としては、

といったものが挙げられます。日常的に気づきやすい症状で「エプロンの紐を結ぼうとしたら肩が痛くなった」「髪を結ぼうとしたら肩や首が痛くなった」と訴える人もいます。

肩の周囲に痛みが走る肩関節周囲炎は「炎症期」「拘縮期」「回復期」の3つに分類されます。炎症期では痛みがとても強く、急激に痛みが走ることがあります。拘縮期は強い痛みが少し和らいできた後。肩の動きが悪くなり、動かそうとすると痛みを感じたり、思うように動かせないことがあります。回復期は肩の炎症が快方へ向かい、肩の動きが良くなる時期です。リハビリテーションを行うことで回復期へ向かいます。

肩関節周囲炎の検査・診断方法

肩関節周囲炎の診断は肩の可動範囲を診たり、肩の状態をX線(レントゲン)で撮影して判断します。場合によってはMRIや超音波検査、関節造影検査を用いることも。ただの肩の痛みでは他の病気の疑いもあります。「肩関節周囲炎」であると診断できるまで、入念な検査を行います。

肩関節の関節包や滑液包に炎症がないか確認し、上腕二頭筋の様子も併せてチェックしながら、肩関節周囲炎かどうかを見極めます。リハビリが考えられる場合は、作業療法士が状態チェックすることもあります。

肩関節周囲炎の原因と対策

肩関節周囲炎が発症にいたるまでのプロセスは、実は明確にされていません。主に「加齢」によって肩関節の周囲や首にある組織が炎症を起こしてしまうことが理由とされていますが、加齢ではなくても発症する人は少なくありません。そのため「私に限って」と油断するのは危険。誰もが発症のリスクを抱えていると考えた方が安心でしょう。

放っておいても自然に治ることがありますが、症状が進行すれば日常生活を送るのにトラブルが起きたり、肩が動かなくなってしまうこともあるため、早めに対処する必要があります。より詳細な情報は下記から確認してください。

肩関節周囲炎(五十肩)とヘルニアについて詳しく

肩関節周囲炎のリハビリテーション

最もオーソドックスな肩関節周囲炎の改善方法です。リハビリメニューは患者さんの肩の痛みや姿勢、筋力の具合をしっかりチェックしながら決めていきます。

炎症期には肩周りの筋肉の硬さを防ぐため、ストレッチや肩甲骨を広げる運動をします。療法士立会いのもと、自宅で行える運動も指導してもらえます。拘縮期には動作練習やトレーニングを、回復期には積極的な運動療法をして、肩周りの筋肉を強化したり、肩甲骨を安定させるためのトレーニングを行います。

痛みが強ければ鎮痛剤や三角巾、手術を

肩関節周囲炎の痛みがあまりにひどい場合は、消炎鎮痛剤を内服して痛みを押さえる治療を行います。また、三角巾やアームスリングなどで腕をつり、なるべく肩を動かさないように安静にすることもあります。

どうしても症状が改善しない場合は、最終的に関節鏡による手術を行うケースもあります。

運動や血流促進で予防できる

肩関節周囲炎が起きるのは、運動不足や肩の血流不全も影響しています。肩関節周囲炎を日頃から予防するには、首から肩にかけた部分を中心に、上半身の運動をすることが大切です。腕を振って歩いたり、上半身のストレッチをしましょう。

また、入浴時には肩までお湯に浸かって血流を促し、肩周りを冷やさないように肩掛けを使用するなど、日頃の生活習慣から徹底しましょう。

胸郭出口症候群とは

斜角筋、鎖骨、第一肋骨、小胸筋などで構成される胸郭が狭くなり、鎖骨周辺にある腕神経叢という末梢神経や血管が圧迫されることで起こる病気です。なで肩の女性に多く発症し、腕を挙げる動作をすると肩や腕に痛みが生じたり上肢にしびれを感じます。

20代~30代の女性での発症が多いのですが、男性でも発症する病気と覚えておきましょう。デスクワークばかりの人だけでなく、運動によって首回りの筋肉が発達している場合でも起きうるので要注意です。

胸郭出口症候群の症状

首や鎖骨のあたりには、大きな働きをしている血管や神経がたくさん密集しています。胸郭出口症候群になると、この密集している神経が骨や筋肉によって圧迫されてしまい、その神経から伸びている腕や手に次のような症状があらわれます。

「手のしびれ」ということで、脳の病気ではないかと心配する人が多くいます。実際に手や指のしびれということで、脳に原因があるのではないかと誤診を受けるケースもあるようです。

痛みやしびれは、腕を高く上げる動作をしたときに感じることが多くあります。しびれや痛みの他にも、握力の低下や細かい作業のしにくさ、感覚が鈍くなる症状を覚える人もいます。

胸郭出口症候群の検査・診断方法

胸郭出口症候群かどうかを診断する際は、画像診断より身体に触れてのチェックが分かりやすいとされています。肩を上げて脈をはかったり、しびれる側に頭を回して息を深く吸い込んだり、鎖骨のくぼみからしびれや痛みを感じるかチェックをしたりというものが一般的です。

X線(レントゲン)検査を用いたり、肋鎖間隙撮影などで胸郭出口症候群の可能性がないかを診断することもあります。

胸郭出口症候群の原因と対策

胸郭出口症候群を発症しやすい人は、「なで肩」「デスクワークの多い人」「筋肉質」「スポーツに熱心な人」です。デスクワークなどでいつも手を下ろしていると、神経の通り道が圧迫されて狭くなり、胸郭出口症候群の症状が出てしまうのです。

スポーツを趣味にしている人や筋肉質な人で起きるケースは、手や首をよく動かすことにより、筋肉で首回りの神経が圧迫されて胸郭出口症候群の症状が出るというもの。治療方法として理学療法・運動・痛み止めを使いますが、症状が酷い場合には手術を行うこともあります。

胸郭出口症候群とヘルニアについて詳しく

症状が軽いなら生活習慣の改善

症状が深刻化していない状態なら、肩や首周りにある筋肉を強化するため、運動訓練を行うことで症状の緩和をねらいます。安静時には肩に負担のかからないように意識し、肩甲帯を拳上させるための装具をつけて生活することもあります。

消炎鎮痛剤や血流改善剤、ビタミンB1を投与することで症状を快方へ導く方法も取られます。痛みの具合や患者さんのライフスタイルによって治療方法を決めていきます。

頚肋(けいろく)がある場合は切除手術を行う

神経の通る道が頚肋(頸椎の一部)によって塞がれて狭くなっている場合は、手術でそれを切り取る方法も用いられます。本当に手術が必要なほど症状が深刻なのか、手術を行う上でのリスクが完全にないのかを診断するのが難しいため、確証がない限りは手術にまで至りません。

肩や首に負担をかけない生活を心がける

なで肩やデスクワークなど胸郭出口症候群になりやすい点に思い当たる場合は、日頃から肩に負担をかけないような生活を心がけましょう。毎日適度な休息を取り、体の疲労を取り除く生活を送ってください。

仕事中の肩こりや首こりには注意が必要。適度に休息を取り、マッサージをしたりストレッチをしたりして、血流を改善することも意識しましょう。重たい荷物は左右の手で交互に持ったり、荷物を減らすなどの工夫も大切です。

頸肩腕症候群とは

パソコンや事務仕事が多くなってきた現代において、症状を訴える人が急増している「頸肩腕症候群」。首や肩、腕から手にかけて痛みやしびれ、酷いだるさなどを感じる首由来の病気です。デスクワークを多くする人や、座って何かの手作業に没頭しやすい人は特に要注意。頸肩腕症候群の症状や治療・検査方法についてご紹介します。

頸肩腕症候群とヘルニアについて詳しく

頸肩腕症候群の症状

首や肩、手、腕に「ちょっとだるいな」「何だか重たいな」と感じることはありませんか?それこそが頸肩腕症候群の症状で、よく「肩こり」や「首こり」、「腱鞘炎」と同一視されることもあります。これは長時間にわたってずっと同じ姿勢で同じ作業を繰り返すことにより、首をはじめとする肩・腕の筋肉がこってしまうことが由来です。

こんな症状が出やすいのが特徴です。手を使う作業を使うことでよく見られる病気なので、タイピングや事務仕事が増え、PCが普及した現代に増えてきた病気とされています。

また、頸肩腕症候群が悪化すると、

といった自律神経に訴えかけるような症状も出てしまうので要注意といえます。

頸肩腕症候群の検査・診断方法

抱えている肩の痛みやライフスタイルと照らし合わせながら、頸肩腕症候群かどうかを見定めます。MRIやレントゲンを使った検査ではうまく診断・判別ができないため、自覚症状や神経学的な所見から注意深く症状を見た結果、頸肩腕症候群を疑う…といった検査・診断方法が主です。

なかなか「これ」と決め手になるようなポイントがないため、時には「肩こり」や「首こり」、「腱鞘炎」といった誤診を受ける可能性もあります。そのため、頸肩腕症候群の症状に心当たりがあって受診を考えている人は、セカンドオピニオンを受けるのもおすすめです。

頸肩腕症候群の原因と対策・治療方法

最初に考えられる原因は、長時間にわたる手を使った作業です。ずっと同じ姿勢で手を使い続けると頸肩腕症候群の症状に悩まされるため、改善するにはこれらの原因を解消していくのが一番です。

頸肩腕症候群はかつて「女性に多い」とされてきた病気ですが、これはタイピングや事務仕事、子どもの育児など…かつて女性が請け負うことの多かった作業が由来しているからです。現代でも女性にあらわれやすい病気ではありますが、男性にも発症のリスクは充分に考えられています。

手を使う作業を控える

手を使う作業を繰り返すと首から肩に負担がかかります。頸肩腕症候群の症状があらわれたら、できるだけ手を使う作業は控えましょう。頻度を減らすか作業をするにしてもこまめに休憩を取り、手を休める必要があります。適度に疲れを癒し、疲労や負担を与えないように気を付けていれば、自然と痛みは軽減されていくはずです。

間違っても、今以上に作業を増やすことは厳禁です。作業を休む間は心も体もしっかり休養を取ってよく眠り、規則正しい生活を送り、ストレスの解消にも努めてください。

運動やストレッチを習慣づける

意外に思うかもしれませんが、疲れた筋肉を動かすことは治療方法として有効的です。頸肩腕症候群は筋肉の硬直やコリ、疲労の蓄積で発症する病気のひとつ。運動によって、緊張をほぐしてあげることで治療効果が期待できます。血流を促進できれば、筋肉疲労も緩和されていくでしょう。

始めは近所の散歩程度からで構わないので、ウォーキングやジョギングを習慣づけてみましょう。屈伸や前屈といったストレッチで筋肉を柔らかくほぐすのも効果的。学生時代にやった準備運動などを思い出しながら、軽く取り入れてみるのがおすすめです。

理学療法や物理療法による疲れの除去

あまりに痛みが酷くてうまく改善できそうもない場合は、病院へ行きましょう。専門家による理学療法や物理療法は、症状の緩和につながります。マイクロ赤外線や電気治療によって、コリや痛みを緩和し血流を促す方法などがあります。マッサージをして身体のコリをほぐし、筋肉を緊張から解き放つといった方法もあります。

温熱療法として、お風呂にゆっくり浸かるという方法も推奨されています。お風呂の中でゆっくり身体をマッサージしたり、軽いストレッチをしたりして、身体を温めつつ筋肉をほぐす習慣をつけると、頸肩腕症候群の予防や緩和に繋がります。

インピンジメント症候群

肩を挙げる動作をする時に痛みや引っかかりを感じる病気です。肩関節で腱板の一部や滑液包などが挟み込まれることが原因でインピンジメントとは“衝突・挟み込み”を意味します。日常で肩を酷使する仕事やスポーツ選手に多く発症します。

インピンジメント症候群とヘルニアについて詳しく

変形性頚椎症

頚椎の椎間板が老化や疲労により変形し周囲に骨棘ができ、上下の椎骨の突出を伴うことで首の疲れや肩こりといった症状が起きる病気です。加齢による頸椎の変形はめずらしくなく無症状も多いですが、神経圧迫があると腕や足にも症状が現われます。

変形性頚椎症とヘルニアについて詳しく

頸部脊柱管狭窄症

頸部の脊柱管が狭くなる(狭窄症)ことで、中を通っている脊髄が圧迫を受け肩こりや手のしびれや痛みなどの症状が生じる病気です。加齢により頚椎が変化して神経を圧迫することで発症しますが、狭窄症の原因が椎間板ヘルニアという場合もあります。

頚椎すべり症

比較的腰部に発生しやすい椎骨のどれかの並びが前後左右にずれること(すべり)が頚椎に起こることにより、首の痛みや手や腕のしびれといった症状が出る病気です。頸部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアを併発している場合もあります。

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監修医情報

Supervision

伊東信久先生

伊東くりにっく院長 伊東信久先生
(形成外科・整形外科医)

形成外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科など、幅広い分野で医療に携わり、2006 年に伊東くりにっくを開業。日本では数少ない椎間板ヘルニアのレーザー治療専門のクリニックとして、著名人をはじめヘルニアで悩む多くの方の治療に携わる。

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