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骨盤ベルトは効果があるの?

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ここではヘルニアに対してコルセットや骨盤ベルトの有効性や使い方を解説しています。

骨盤ベルトやコルセット使用で考えられる効果

腰椎椎間板ヘルニアなど腰痛を伴う病気では骨盤ベルトやコルセット(腰痛ベルト)の着用を勧められることがあります。

骨盤ベルトは骨盤を固定するためのもの、コルセットは主に腰を固定するためのもので、骨盤や腰の動きを制限して安定させることで痛みを軽減する効果があります。

また骨盤ベルトやコルセットの共通の効果として姿勢が良くなるという点が挙げられます。日常の姿勢の悪さが椎間板ヘルニアを引き起こすこともありますので、矯正効果が期待できます。

骨盤ベルトやコルセットを使用する上で心得ておくべきことは、どちらも腰の病気を治療するものではないということです。痛みが楽になるのでずっと付けていると治るような気がするかもしれませんが、それは誤りです。

ただ使用中は辛い症状を緩和させる効果はありますので、上手に使うことで身体が楽になることは間違いありません。

使用する上で注意したいこと

腰痛ベルトや骨盤ベルトには種類があります。軽度の腰痛ではメッシュや布など柔らかい素材の簡易的なもので十分ですが、重度の場合は強く固定できるタイプを選ぶことになるでしょう。

そこで注意したいのは骨盤ベルト・コルセットを長時間着けっぱなしにしないことです。骨盤の位置で強く締め過ぎると血流が悪くなり、脚が冷えて疲れやすくなってしまいます。

また骨盤ベルトやコルセットは腹筋や背筋の代わりになって負担を分散させるものですから、長い期間それに頼る生活をしていると筋力が落ちていきます。筋力が低下すると腰痛になりやすくなりますので逆効果です。

痛みがひどい場合は補助的な意味で使用するのは構いませんが、装着期間は2~3週間を目処にして、時間を区切って着けっぱなしにならないようにしましょう。

着け続けると身体を甘やかしてしまい、かえって回復を遅らせてしまうことになるという点に注意してください。

コルセットを外すタイミングは?

痛みがない時は外す

腰の痛みがあまりないときは、なるべくコルセットを外すようにしましょう。長時間外すと腰に負担がかかるため、まずは10分外すことから始めるとよいでしょう。もし痛みが出てきたらすぐにコルセットを装着してください。

上記のローテーションを続けていくことで、インナーマッスルの強度を保ち鍛えましょう。

なぜ適度に外す必要があるのか?

コルセットは腰の痛みを軽減してくれるための、非常に便利な道具です。しかし、ずっと着けたままだと腰の深部にある筋肉のインナーマッスルの力が弱まっていきます。

インナーマッスルの力が衰えると、腰を含む上半身を支えることが難しくなり、結果的にヘルニアを悪化させてしまう場合もあるのです。

腰が痛くてコルセットをつけているのに、外すと痛いからまた付ける…という感じに悪循環に陥ってしまいます。痛みのないときや軽い時は、無理のない範囲でコルセットを外してインナーマッスルに刺激を与えて鍛えましょう。

コルセットの装着はどんな時に有効?

腰が痛むときや負担がかかる動作をするとき

腰に痛みがあるときに腰痛コルセットを巻くと、お腹を上半身に持ち上げることができます。この働きにより、腰にかかっていた重力や圧力が軽減されて、腰にかかる負担を軽減してくれるのです。椎間板ヘルニアの人が装着すれば、椎間板の飛び出しを緩和することもできるでしょう。

整形外科の椎間板ヘルニア治療で行なわれる、牽引(けんいん)療法もコルセットを装着したときの作用と同じ理由からされています。

また、コルセットを装着すると腰が固定されるため、かがむ、体を左右にひねるなどの動作による腰へのダメージを軽減することが可能です。

痛みのほかに痺れがある場合にも有効

椎間板ヘルニアの原因は椎間板にある髄核が外に出てしまい、感覚を司る神経に触れて刺激してしまうことで痛みがでます。

なので、痛みのほかに足の痺れも起こる場合もあり、そのようなときもコルセットは有効です。

コルセットで上半身を引き上げることで、髄核が神経へ触れにくくなるので、痛みを軽減することができます。

それでも痛みが和らがない時は?

根本的に解決するならクリニック・病院へ行く

痛みを軽減してくれるコルセットですが、腰痛や椎間板ヘルニアを完治させるものではありません。

上半身の重みで椎間板にかかっていた負荷が軽減されるだけで、根本的解決には至らないのです。

もし、病院にかかっておらず、腰の痛みや足の痺れがある場合は、一度病院を受診することをおすすめします。

椎間板ヘルニアは目視や触診だけでは、患っていると解らないのでレントゲンやMRIで詳しく調べる必要があります。腰の痛みを放置せずにしっかりと原因を調べて対処することが、将来寝たきりにならず元気に過ごしていくためにも大切です。

腰の痛みを完治させるなら、ペインクリニック、整形外科などの医療機関を受診して適切な診察と治療を受けましょう。

椎間板ヘルニアにはどんな治療があるの?

薬物治療、牽引療法、ブロック注射、PLDD、外科手術など、椎間板ヘルニアにはさまざまな治療があります。

ほかにも、鍼灸、マッサージ、電気マッサージなどさまざまな痛み緩和の方法も。治療方法についてまとめたページもあるので、よければ参考にしてみてください。

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監修医情報

Supervision

伊東信久先生

伊東くりにっく院長 伊東信久先生

形成外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科など、幅広い分野で医療に携わり、2006 年に伊東くりにっくを開業。日本では数少ない椎間板ヘルニアのレーザー治療専門のクリニックとして、著名人をはじめヘルニアで悩む多くの方の治療に携わる。

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