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脊椎カリエス

脊椎に結核菌が感染することで、息をすることも困難な激痛に襲われる脊椎カリエス。「カリエス」は「骨が腐る」ことを意味し、骨に感染して組織を破壊する結核菌を表しています。脊椎カリエスの特徴や、検査方法について詳しくみていきましょう。

脊椎カリエスとは?

脊椎カリエスは、結核性脊椎炎と呼ばれる骨関節感染症の一種です。脊椎の結核菌によって引き起こされる感染症で、主に腰椎や胸椎で発症します。

最初は椎体が破壊され、次に椎間板、椎体へと進行していくのが特徴。さらに病気が進行すると、椎体内にチーズの腐ったような壊死巣が形成され、椎体周辺に膿がたまってしまいます。 昭和40年ごろにはよく見受けられた感染症ですが、近年ではあまり見かけなくなりました。

脊椎カリエスの症状

脊椎カリエスの症状は、全身に出るケースと、局所に出るケースの2パターンがあります。 全身に出るケースでの代表的な症状は、微熱や倦怠感。局所に出るケースでは、歩く、椅子から立ち上がるといったときに、骨に響くような痛みが生じます。

症状が悪化すると合併症を引き起こす可能性があり、隣接している椎体に炎症が広がってしまいます。組織が破壊されると、椎間板の高さが減っていき、さらに痛みが増大することもあります。

脊椎カリエスの検査・診断方法

脊椎カリエスの検査・診断方法を紹介してきます。

問診

まずは腰や背中の痛み、足のしびれや痛みがあるかの問診を行います。

レントゲン

椎間板腔の幅、椎体の委縮、膿瘍のかげ、椎体の破壊を確認します。

CT検査

椎体周りや椎体内の膿瘍の状況、骨が石灰化していないかを確認します。

MRI検査

神経系における、病巣の位置や状況を調べる検査です。

喀痰検査

結核菌を検出するために、痰(たん)を採取して検査します。

ツベルクリン反応

ヒト型結核菌の培養液から数種類のたんぱく質を抽出することで、結核菌に感染したかどうかを調べる検査法です。

生体検査

膿瘍や組織の一部を針で採り、結核菌を培養や顕微鏡での検査を行います。

脊椎カリエスが起こる原因と対策

脊椎カリエスが起こる原因

脊椎カリエスは、結核菌が血流にのって運びこまれ、脊椎で繁殖して起こる病気。すでに結核にかかっている人の咳やくしゃみから、体内に結核菌が入りこむことによって発症します。数十年前は若い世代で多発していましたが、現在は高齢者の方に多く見られる原因です。

また、過去結核に感染した経験がある人の場合は、一部体内に残った結核菌が、免疫低下によって再び活性化し、脊椎に転移して発症する可能性があります。

脊椎カリエスの対策

脊椎カリエスは、早期発見で予防することができます。感染しても早い段階で発見できれば、脊椎の損傷が軽度で済み、症状の悪化を防げるでしょう。また、糖尿病や悪性腫瘍による免疫低下が原因で感染する恐れもあるので、定期的な検診を受けることをおすすめします。

不規則な生活や過労、ストレス、加齢も免疫力を低下させることにつながり、脊椎カリエスの感染発症を促進するので注意してください。食事や睡眠をしっかりとるなどして健康に気を使い、予防につなげることが大切です。

監修医情報

Supervision

伊東信久先生

伊東くりにっく院長 伊東信久先生

形成外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科など、幅広い分野で医療に携わり、2006 年に伊東くりにっくを開業。日本では数少ない椎間板ヘルニアのレーザー治療専門のクリニックとして、著名人をはじめヘルニアで悩む多くの方の治療に携わる。

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