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ヘルニアの入院期間

椎間板ヘルニアの手術について

腰椎間板ヘルニアの手術は、大きく分けて2つあります。椎間板を取り除き、上下の骨を癒合させる方法と髄核のみを取り除く手術です。 こちらでは髄核を取り除く手術について紹介します。

手術の種類

種類 入院期間 保険適用 有効率 創傷の大きさ
内視鏡下手術(MED) 4~7日 あり ~90%未満 1.8~2mm弱
内視鏡下手術(PED/PELD) 2~3日 あり ~90% 7mm以下
切開手術(従来法) 約3週間 あり 70~90% 50mm~
enSpire法 半日~1日 なし 60~70% 針穴程度
PLDD(レーザー) 半日~1日 なし ~90%未満 針穴程度

※上記一覧は目安です。

手術方法と特徴

こちらの項目では手術の方法と特徴を紹介します。

内視鏡下手術(MED)

内視鏡下で椎間板ヘルニアを取り除く手術です。小さい切開で済み、術後の痛みが少ないのが特徴。手術を受けた翌日から歩ける人もいます。入院期間は約1週間、仕事への復帰や運動ができる期間も従来法に比べて早くなっています。MEDは内視鏡下腰椎椎間板摘出術とも呼ばれており、1995年にアメリカで開発されました。手術時間は20~30分程度です。

内視鏡下手術(PED/PELD)

直径7mmの微小内視鏡を使って行なわれる椎間板ヘルニア摘出手術です。背骨にある筋肉を剥がす範囲が最小で済みます。MEDに比べて身体へかかる負担が少ないです。術後の痛みも軽く、2~3日で退院することができます。早期に日常生活へ戻ることが可能です。

PED(PELD)は経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術とも言います。手術には全身麻酔を使用。うつ伏せか横向きの状態で手術が行なわれます。

enSpire法

enSpire法は先端にワイヤーのある針を椎間板へ刺して、ワイヤーで椎間板を広げます。ワイヤーを開店させて、ヘルニアを砕きながら吸引。

椎間板内に空洞ができるため、ヘルニアを小さくすることができます。針穴を使う手術のなかで、高い効果があるといわれています。針の穴程の大きさで、傷跡が目立たず、1泊2日の短期入院で手術を受けることが可能です。

PLDD

近年、ヘルニアの手術として知名度を上げてきているPLDD。椎間板の中央に空洞のある針を刺して、その空洞の中にガラスファイバーを挿入します。ガラスファイバーの先端にレーザー光線を照射して、椎間板の中央にある髄核を焼却して圧迫力を下げる手術です。傷跡は針穴程度で、半日もしくは1泊2日程度の入院期間で済みます。

ドクターが解説!注目される椎間板ヘルニアのレーザー治療PLDDとは

切開手術(従来法)

外科的手術では、まず背中を5~6cm切開して、椎弓と呼ばれる椎間板を形成する骨から筋肉を剥離。その後、椎弓の間にある靭帯を切除します。神経と椎間板ヘルニアの状態を確認して、椎間板ヘルニアを摘出。他の手術に比べて、大掛かりな手術であり入院期間も約3週間と長くなります。

椎間板ヘルニアの切開手術とは?種類や費用を調査

固定術

神経を圧迫している骨を切除して、症状を緩和することを除圧と呼びます。除圧をすると圧迫が解消されますが、その分腰椎が不安定になってしまうのです。この不安定になった脊椎を支えるために、金属で作られたスクリューやプレートを入れて固定する手術があります。それが固定術です。金属スクリュー・プレートの代わりに患者さん自身の骨盤から骨をとって移植することもあります。固定術は骨が完全にくっつくことで長期的に腰椎を安定させることが可能です。ただし、大掛かりな手術なうえに、骨がくっつくまで術後6ヶ月と長くなってしまいます。

腰椎椎間板ヘルニア手術・入院期間・退院の流れ

こちらでは腰椎椎間板ヘルニアの手術を受ける場合の手術・入院期間・退院の流れを紹介します。

内視鏡下手術の場合

手術前日(入院1日目)
手術当日(2日目)
手術翌日(3日目)
入院期間(4~6日目)
退院(7日目)

従来法の場合

手術前日(入院1日目)
手術当日(2日目)
手術翌日(3日目)
入院期間(4~21日)

レーザー治療

手術当日

ヘルニアの手術を受けるケースとは?

基本的に腰椎椎間板ヘルニアの治療は手術をせず、薬物や安静による保存療法が選択されることが多いです。多くの人の場合、保存療法を受けて1~2ヶ月程で症状の改善が見られることもあります。しかし、症例によっては緊急を要する場合も。どのような場合に手術が適用されるのか以下で解説します。

排尿や排便に影響が出ている

ヘルニアが大きくなると人によっては頻尿・残尿感・開始遅延などの症状が起こります。ひどい場合だと尿が全くでなくなってしまう尿閉という症状を発症する人も。このような場合、一刻も早く手術を受ける必要があります。

脚部に異常がある

足がうまく動かなかったり、痺れがあったり脚部になんらかの異常が見られる場合は、すぐに医師へ相談しましょう。人によっては手術が必要な場合があります。足の痺れや動きにくさを放置していると、異常の出ている部分をかばうような体の使い方をするので、筋力低下を招く場合があります。

仕事が忙しくて長く休めない

椎間板ヘルニアの治療は通常の場合、ブロック注射、薬物などの保存療法を行なって経過をみます。ですが、痛みが強く出ている場合や仕事が忙しくて長期間の休みが取れないという場合に手術が考慮されることも。きちんと治して、社会復帰したい人には手術がいいかもしれません。

監修医情報

Supervision

伊東信久先生

伊東くりにっく院長 伊東信久先生

形成外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科など、幅広い分野で医療に携わり、2006 年に伊東くりにっくを開業。日本では数少ない椎間板ヘルニアのレーザー治療専門のクリニックとして、著名人をはじめヘルニアで悩む多くの方の治療に携わる。

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