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臍ヘルニア

ここでは、赤ちゃんに特有の臍ヘルニアについて、症状や原因、治療法などを解説します。

臍ヘルニアの症状とは?

臍ヘルニアは、「さいヘルニア」と読みます。臍は「ヘソ」とも読みます。ヘソがヘルニア(飛び出している状態)を起こしていること。つまり、臍ヘルニアとはデベソのことです。

赤ちゃんに特有のデベソのことを、臍ヘルニアと呼びます。ヘルニアを起こした赤ちゃんの臍は、小さな風船のように膨らんで見えます。その小さな風船の中におさまっているのは、腸です。

赤ちゃんが泣いたとき、いきんだときなどに、風船が大きめにふくらむことがあります。それだけ多くの腸が、デベソの裏側まで飛び出してしまったということ。でも、どんなに大きくふくらんでも、皮膚が破れて腸が外に飛び出してくることはありませんので、安心してください。

臍ヘルニアは1ヶ月検診のときに指摘されることが多いのですが、とくに心配する症状ではないため、この時点では治療を勧められることもありません。

赤ちゃんの5人~10人に1人の割合で、臍ヘルニアを発症すると言われています。決して珍しいものではありません

原因と治療法、そして5円玉伝説

臍ヘルニアの原因は、お腹の筋肉にできた穴です。

赤ちゃんのお腹は、生まれてからしばらくすると、徐々に筋肉で閉じてきます。でも、なかなかうまく筋肉が閉じなかった場合には、中から腸が飛び出してしまいます。それが臍ヘルニアです。

臍ヘルニアを発症した赤ちゃんのうち、約95%は、1歳までの間に自然治癒すると言われています。腹筋の発達とともに、腸はあるべき場所へ帰っていくのです。

しかし、1歳を過ぎてもまだ臍ヘルニアの状態が続いている場合、または、腸は所定の場所へ帰って行ったのに、皮膚だけがたるんだ状態で残った場合には、手術をして治療します。上手にヘソのくぼみを作るのは、熟練の小児科医でも案外難しいと言われています。

なお、昔は臍ヘルニアに5円玉を貼り付けるという治療法がありました。医療的に行われていたわけではなく、民間伝承の類です。現在でもその方法を信じているお婆ちゃんなどがいるようですが、硬化には雑菌も多く、デリケートな赤ちゃんの肌は、感染症を起こしてしまう可能性があります。臍ヘルニアに5円玉を貼り付けるのは、絶対にやらないようにしましょう。

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